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Lahtiの教会 [北欧旅行記]

タンペレを出発して、おそらく150kmくらい離れた街ラハティへ到着。
ぐるぐるとフィンランド国内を500km以上走ってたどり着いたので、もう夜という感じ。
とっぷり日も暮れて18時半くらいでしょうか?

ここは通訳をお願いしていたmasudaさんの住んでる街ということもあったんですが、最後に一緒に晩ご飯でもということと、もう一つの目的(こっちが主目的と言えるかもしれませんが)は、アアルトによる設計の教会が見たい!ということではるばるやってきました。

そして、到着。
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市街地をはさんで、ラハティ市庁舎に対峙する場所に建てられたこの教会、

この同じ敷地にはもともと木造の教会(↓左写真)があったのですが、街の規模に対して手狭になったこともあり建て替えが検討されたようです。ただ、住民の反対もあり、結局建物が着工したのは、アアルトの亡くなった翌年の1977年、そして1979年に完成したそうです。

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ちょうどミサをやっていたこともあり、しばらくは建物の外から中の様子をうかがったりしながら、中に入れそうだったので、途中からミサに参加させてもらいました。

洗礼はピアノとヴァイオリンの生演奏の中、有名な神父さんが奇跡を起こすので参加しては?と別の神父さんに言われたのですが、それはお断りし(本当は洗礼を受けてみたい気持ちもあったんですが)、
「日本円でもいいですか?」
と聞いたら、
「もちろん!」
ということだったんで、気持ちばかりですが寄付をして、後ろの方で控えめに見学させていただきました。

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(↑)メインエントランスを入ると、すぐ右手に階段があり、その壁にはスクエアのくりぬき(窓)がたくさん並んでいます。(この時点では、何のデザインかなあというくらいに考えてたんですが)

こんな感じ(?)で、礼拝堂はコンサートホールとしても使用するため、空間のヴォリュームは高く取られ、祭壇の柵を可動にすることによってステージとなるよう計画されているらしいです(礼拝堂写真は部屋の外から撮ったものなんで写りはいまひとつで残念)。また、とても立派なパイプオルガンがあるんですが、その位置もコンサートを意識した配置になっているようです。

そして、建物の正面には十字架をかたどった窓(はじめ中に入ったときは気付かなかったんですが、階段横のたくさんあったスクエアのくりぬきがこれ)があり、ファサード面をより印象的なものにしています。
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信仰心のない私ですが、教会建築って、古いものはもちろん新しいものも崇高なものですね。どこを訪れてもその度に心洗われる感じです。世俗の垢が落とされるというか。
教会フリークになってしまいそうな私。
(図書館フリークにはすでになってる感が否めないんですが…)

この後、日曜ということもあり、結局開いてる店でお勧めはメキシコ料理しかなく、そこでフィンランド最後の晩餐を済ませ、ヘルシンキに戻りました。

次回はいよいよ、最終回かなあ…長かった。

                                                 つづく>>>

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